高脂血症には、コレステロール値だけが高い人・中性脂肪値だけが高い人・その両方が高い人の3種類があり、それぞれのタイプによって実際に食事療法の進め方が多少違ってきます。
ここではまず、基本方針としてそれぞれのタイプごとの食事療法のポイントを挙げておきたいと思います。
青背の魚には血栓を予防し、総コレステロールや中性脂肪を減らすEPAとDHAが豊富に含まれています。
イワシやサバ、マグロなどの青魚の脂肪に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、血液を固まりにくくし出来てしまった血栓を溶かす働きを持っています。
オリーブ油に70%も含まれているオレイン酸がコレステロール値を下げます。
参加しにくい性質なので加熱調理でも安心です。
オリーブ油は「体によい油」と言われていますが、これはオリーブ油の70%をオレイン酸という脂肪酸が占めているからです。
ポリフェノールの代名詞になった赤ワイン。
適量を守れば、動脈硬化を予防し、血栓ができるのを防いでくれます。
柿の葉茶にはビタミンCとタンニンが豊富で、LDLコレステロールを排泄し血圧を下げる効能があります。
このため柿の葉茶は、昔から高血圧の民間薬として使われてきました。