コレステロール研究室 > 高脂血症の恐怖 > 動脈硬化症の恐怖・・・
動脈硬化症とは、心臓から身体の各部へと血液を送る動脈の壁が固く厚くなって弾力を失い、動脈自体がもろくなってしまうことです。
動脈硬化が進むと動脈の内側の壁が盛り上がって血液の通り道が狭くなり、血液の流れが悪くなってしまいます。
動脈を流れる血液は、身体の各器官が活動するための酸素や栄養素を運んでいるため、動脈硬化によって血液の流れが悪くなると、各器官は十分な酸素や栄養を得ることができず様々な問題が起きてしまいます。
たとえば心臓の血管で血液が途絶えたりすると、心臓が酸素不足になり心筋梗塞などの命に関わる病気を引き起こします。
脳の血管で血液が途絶えた場合は、脳細胞が酸素不足で壊死し、脳梗塞となります・・・
下半身への血液が途絶えた場合は、酷いときには末端に血液が行かなくなり足の指が腐って壊疽が現れたりもします。
これらの病気は動脈硬化性の病気といわれ直接命に関わったり、命を落とさなくても身体に障害が残ったりする重大な病気ですが、動脈硬化が進行していない段階では自覚症状がないので、重大な障害を起こすまで発見できないのが恐ろしいところです。